絵画、彫刻、デザイン、映像、写真、WEBデザイン、何か作品を作っているクリエイターはたくさんいます。そんなクリエイターに憧れてクリエイティブなことを初めてみたいと思う方もたくさんいらっしゃると思います。
何かを作るクリエイターになるには、美大や専門学校に行かないとなれないのでしょうか。
結論:行かなくてもクリエイターになれます
美大のデザイン学科を卒業している筆者がいうのも説得力に欠けますが、美大や専門学校に行かなくてもクリエイターにはなれます。インターネットが発達した現代だからこそ、よりそういう時代になっています。
無料でも優秀な制作ツールがたくさんあり、動画やブログで知識やスキルを身につけることが可能です。私は美大での基礎があるものの、大学を卒業してから身につけたスキルもたくさんあります。3Dソフト講習会に通ったり、動画学習をしたり、本を読んだりしてたくさんのことを学びました。
美大や専門学校に行った人でも、クリエイティブ職に着く人もいれば、全く違う世界に進む人もいます。卒業生では銀行員になった人もいますし、後輩で芸人になった人もいます。しかし、美大に行ったのは無駄ではなく、必ず何かの糧になっていることでしょう。
何が言いたいかというと、結局は「どう生きたいか」ということになります。美大や専門学校に行っていてもいなくても、「クリエイターになりたいか」ということです。逆にいうと、美大に行ったからってクリエイティブなことをしなくてもいいのです。生きたいように生きればいいと思っています。理系の大学から建築方面に行ったり、デザイン方面に進むという話もよくあります。
とはいえ、大きな環境の差・実力差がある
美大や専門学校に行く一番のメリットは、環境と指導です。美大と専門学校の違いは別の記事で書きたいと思いますが、美大・専門学校にはクリエイティブな仲間がたくさんいます。指導を受けながら常に制作することだけを考えて生活しています。生きることと作ることが一体になっています。
分野やジャンルによって、大きく違うのですが、美大・専門学校に行った人とそうではない場合では環境の差と、制作に費やしてきた時間、考えてきた時間が違うのは事実です。
デザインならまだパソコンひとつで勝負できるのですが、絵画や彫刻、工芸など専門的な分野になると場所や機材が必要になりますので、そのような分野で独学というのは、工房を探したりレンタルできる場所を探したり環境を整える必要があります。
それでも、誰でもクリエイターになれる
「クリエイターになること」と「クリエイター活動だけで生活すること」は別です。ここがとても大切です。メインの職業があって、夜や週末に作品を作ることだってクリエイターです。実際、収入に結びつなない創作活動はたくさんあります。美大を卒業していても、「収入にはならない創作活動」をしている人だって山ほどいます。良い作品を作っている人はたくさんいます。
そういうものなのです。収入にならないから「趣味」と言ったりしないでください。収入は収入です。クリエイティブな活動をしているなら、それが本業と言いづらくても胸を張って「クリエイター」「アーティスト」だと思って欲しいのです。
何かを作ればクリエイター
ひとつの作品を作って、展示をするなり、イベントに出るなり、SNSで発信したりすればクリエイターです。もしくは自分のためだけに作っていても、クリエイターです。
美大・専門学校に行った人とは実力差があるでしょう。しかし、比べるものではありません。
走るのが生まれつき早い人もいれば、鍛錬して速くなった人もいるでしょう。オリンピックや駅伝に出なくても、走るのが好きでランニングをしていたらランナーです。
クリエイターも同じです。作ることが好きで作っているなら「クリエイター」です!独学で活躍しているクリエイターもたくさんいます!イベントに出展しているクリエイター仲間にもそういう方はたくさんいます。
大切なのは、スキルとスキルの掛け合わせです。絵を描くこと×数学が得意なことは両立できるどころか相乗効果を生み出します。数学をベースにしたクリエイターさんもいらっしゃいます。話すことが得意ならプレゼンや接客が上手なクリエイターになればいいのです。
たくさん作って、新しいものを生み出して、スキルを身につけて、そしてたまにCREMAGA を読んで、クリエイターとしての新しい一歩を踏み出していただけたら嬉しいです!
この記事が良いと思いましたらシェアをよろしくお願いいたします!