好きなことを仕事にしたい、自分で作った物を売りたい、ブランドとして成長させたい!今回は、そんなあなたにオススメの一冊をご紹介いたします。
「好き」を仕事にする自分ブランドのつくりかた -準備から立ち上げ、軌道にのせるまでの「クリエイターの教科書」-
本のタイトルの通り、準備、立ち上げ、軌道に乗せるまでを丁寧に説明をしてくれている、まさに「クリエイターの教科書」といえる一冊です。
この本の著者は「台東デザイナーズビレッジ」というクリエイター育成機関の代表の鈴木淳さんです。ビレッジなので村長さんとも呼ばれています。
台東デザイナーズビレッジとは
台東デザイナーズビレッジはファッションデザイン関連創業支援施設で、ファッション・ジュエリーなどを中心としたクリエイターが毎年卒業していきます。
卒業生はたくさんいらっしゃいますが、筆者が美大生の頃から憧れていた作家さんがいました。
「UAMOU (ウアモウ)」 高木綾子さん
「HIROCOLEDGE (ヒロコレッジ)」 高橋理子さん・中村裕介さん
どうやってクリエイターとして起業したのだろう、とUAMOUさんのWEB記事を探して漁ったりもしました。そしてたどり着いた本が台東デザイナーズビレッジ村長さんの本『「好き」を仕事にする自分ブランドのつくりかた』だったのです。
何度も読みたい!自分の段階ごとに新しい発見がある一冊
これは圧倒的にオススメな一冊です。ハンドメイドだけでなく、ファッションブランドをつくっていきたい方はものすごく勉強になる本です。
手作り作品を販売して年商100万以内の段階から、組織体制を整えはじめる必要が出てくる年商1000万〜3000万くらいの段階までの考え方や、やるべき事が細かく書いてあります。
そして、自分の売り上げの段階ごとに、それぞれ問題点が出てくるのです。がむしゃらに一人で頑張って年商300〜500万くらいまではいけるとして、そこから年商1000万、年商3000万にするには考え方、やり方を変えないと進むことができなくなるのです。
そういったことが、ちょっと厳しめの言葉で書かれていますが、クリエイターへの愛ゆえの辛口コメントなんだなと感じています。
手作りからビジネスにしていく段階の大変さ、やりがい、葛藤も知ることができます。規模が大きくなるにつれて各段階で、悩むことがある程度パターン化されています。
手が足りなくなる段階、忙しくなって体に影響が出る段階、アルバイトを雇い始める段階、組織として体制を整えるべき段階…など。
筆者も自分のブランド「もにまるず」を作りながら何度も読んでいる本です。年商の段階ごとに、本当に書いてある通りの問題が起きるのです。次はこういう悩みが出てくるんだな、と覚悟しながら読んでいます。読む度に発見があります。
未来の見通しを立てるために読もう
自分一人の手作りでできる活動には限界があります。必ず人に手伝ってもらう段階がやってきます。そんな時にこの本が側にあるときっとアドバイスが書いてあるでしょう。
ファッションブランドが中心の内容ではありますが、準備、立ち上げから段階ごとに、丁寧に書いてあるのでとても参考になります。
まだクリエイターになったばかりで年商1000万、3000万なんて遠いことに思えると思います。筆者も学生のころはがむしゃらに作って年商100万円弱で「この10倍なんてどういうこと?」と思っていました。それでも、その段階に到達できるように、ひとつひとつ行動してきました。
それも、この本のおかげだと思っています。
簡単ではない世界ですが(というか厳しい世界ですが)、クリエイターとして生きていきたい!好きなことを仕事にしたい!という方は、ぜひ読んでみてください!
それでは、この本を読んで、クリエイターとしての新しい一歩を踏み出しましょう!
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