作品の撮影時や展示のときに、簡単に固定したい場面ってありますよね。そんな時に「練り消し」や「ひっつきむし」を使うこともあると思いますが、今回は、透明で目立ちにくく、綺麗な「ミュージアムジェル」をご紹介いたします。
ミュージアムジェルとは
その名の通り、美術館の美術品の固定にも使われたりするものです。このように、無色透明の固めのジェルです。

水飴のくらいの粘度に見えますが、液体というよりは半固体という感じで、指でつねってちぎります。

使う分だけちぎってとります。

丸めてみるとこのように丸まりますが、ほんとうにゆっくりと徐々に平らになって床面に馴染んできます。
ミュージアムジェルは何度でも使うことができますと書いてありますが、一度使うと、指の脂やホコリなどで若干濁った透明になりますので、大切な展示などには新品のジェルを使うと良いでしょう。
不安定な作品の撮影時に大活躍!!
ミュージアムジェルを使うと、アクセサリーなどの不安定な作品の撮影時の固定に便利です。

たとえば、このようなアクセサリー。石が付いているとゴロンと回ってしまって、上に石を配置して見せることが難しい作品です。
こんな時はミュージアムジェルを使用します。

このように、必要な分だけちぎったミュージアムジェルをピアスの金具部分につけます。

このように、石を上に向かせたまま固定することができました!!

上の写真では、あえてミュージアムジェルが見えるようにしていますが、もしもチラッと写ってしまっても透明なのでほとんど気になりませんね。(もちろん見えないように撮影するのがベストです!)
まとめ
作品の撮影時や展示のときに、簡単に固定したい時は、ぜひ透明で目立ちにくく綺麗な「ミュージアムジェル」を使ってみてください!!