作品をつくり続けるには、アイデアを常に生み出す必要がありますよね。今回は、「アイデアのつくり方」という本をご紹介します。
「アイデアのつくり方」ジェームス・W・ヤング
この本は1988年に出版された本で、著者のジェームス・W・ヤングは広告代理店で働いていた方です。この本自体はとてもページ数が少なく、シンプルな内容ですが幅広いクリエイターに読み継がれる「アイデアの生み出し方」の古典的な本として有名です。
60分で読めるけれど一生あなたを離さない本。《アイデアをどうやって手に入れるか》という質問への解答がここにある。
アイデアのつくり方の5段階
この本では「アイデアとは既存のものの新しい組み合わせである」という考え方で全ての話が進んでいき、以下の五段階でアイデアが生まれると書かれています。
第一段階 資料集め
第二段階 心の中で資料に手を加える
第三段階 (孵化段階) 一度考えることを手放して無意識に任せる
第四段階 アイデアの誕生!!「わかった!!という」段階
第五段階 最終的にアイデアを具現化し、展開させる段階
【第一段階】まず、関係する資料をたくさん集めます。作品によって集める資料は違ってきますが、画像でも映像作品かもしれませんし、関連する商品の研究かもしれません。とにかく自分が作りたい作品に関連する資料をとにかく集め、インプットしていきます。
【第二段階】次に心の中で資料に手を加えます。今まで集めた資料を頭の中で足したり引いたり、組み合わせたりすることです。必要であれば資料を増やしながらこの作業を進めます。
【第三段階】第二段階が数時間の場合もあれば、数日〜数週間の場合もあります。ある程度の時間・期間をかけてひたすら考え続けて、第三段階では一度全てを手放してみるのです。人間には無意識の働きがあるので、そこに身を委ねるのです。今まで考えていたジグゾーパズルのピースを無意識が自動的につなぎ合わせる作業をしてくれるのです。散歩をしたり、好きな音楽を聴きながらリラックスしたり、とにかく一度手放すのです。
【第四段階】すると突然「わかった!!」「閃いた!!」という感覚が湧き上がってきます。無意識がピースをつなぎ合わせてくれたのです。しっかりとこの「閃き」の段階に進むためには第二段階でいかに考え抜いたかが重要になってきます。
【第五段階】めでたくアイデアが閃いたら、最後に実際に実現可能か、どうすればさらにオリジナリティを出せるかなどを検討していきます。
以上がこの本に書いてある「アイデアのつくり方」の大まかな説明です。
まとめ
現在、アイデアのつくり方を紹介している記事や本がたくさんあると思いますが、「アイデアのつくり方」ジェームス・W・ヤング が原典となっているものも多くあると思われます。
とても簡潔に書かれていて読みやすい本であり、発想法の古典的な本ですので一度読んでみることをオススメします!!
それでは、「アイデアのつくり方」ジェームス・W・ヤングを読んで、クリエイターとしての新しい一歩を踏み出しましょう!!