クリエイター入門

ネーミングを考える5つのポイント!考え方と気をつけること!

自分のブランドを立ち上げたり、商品や商品を作った際に、デザインと同じくらい悩むのがネーミングですよね。今回は、ネーミングを考えるためのヒントになる方法や気をつけることをご紹介いたします。

1、言葉+言葉の造語で考える

よくある考え方ですが、言葉Aと言葉Bを組み合わせて考えるものです。意味や機能、イメージなどを合わせて伝えることができます。

オリジナリティを出しつつ、他のブランド名と被らないようにする必要があります。

筆者は「もにもに」という、あまり使われていない造語をと「あにまるず」という一般的な言葉を組み合わせて「もにまるず 」というネーミングをしました。

英語と英語の造語の場合は、ネイティブの方が読んでみて自然になる必要もありますが、日本だけで販売するのであればそこまで気にする必要はないでしょう。

2、響きの良い言葉で考える

造語でも、すでにある言葉でも、名前の響きが良い方が良いですよね。響きが良いというのは「言いやすい」ということに繋がります。

略したときに4文字になるとか、リズムが良いとか、そういうことです。

「CREMAGA」はクリエイターズマガジンを略して「クリマガ」と読みます。こちらは響きよりは意味を重視している4文字の言葉です。

以前、筆者が運営していたサービスで「キュートポン」というものがありました。これは「イラストを送るだけで、丸っこいキャラクターストラップを100個から製作する」というサービスでした。「キュートなものを」「ポンっと簡単に製作する」という意味でネーミングしました。こちらは響きの良さに重点を置きました。

音としては5文字も良いと言われていたりします。(筆者が人づてに聞いた話です)

3、濁音・半濁音を入れてみる

「バ・ビ・ブ・ベ・ボ」「ガ・ギ・グ・ゲ・ゴ」など点々が付くのが「濁音」で、「パ・ピ・プ・ペ・ポ」など丸が付くのが「半濁音」です。

これは子どもが最初に発音するような、唇を震わせて発音する音で「口が気持ちい」とされている音です。

「なんとなく言いたくなる」というのがネーミングのポイントかもしれません。

4、「ま」行を入れてみる

キャラクター業界の話ですが、「濁音・半濁音」「5文字」の他に「ま行」を入れる、というのがヒットするキャラクターだ、なんて話を聞いたことがあります。「ま・み・む・め・も」です。

考えてみれば思い当たるキャラクターもいますし、全然当てはならない大ヒットキャラクターもいますので、あくまで参考程度にしてみてくださいね。

5、他のブランドと被らないかチェックする

これがとても大切です。まずは「グーグルで検索する」ということをするかと思います。被ってしまっても、別ジャンルであったり、活動がストップしているような状態であれば少し変更を加えたりすればOKかもしれません。

重要なのは、「商標登録されているか」をチェックすることです。

特許情報プラットフォーム から商標登録されているかどうかをチェックできます。

ここで、全く同じ名前で(ひらがな・英語表記が完全一致)登録されている場合は注意して内容を確認しましょう。

筆者の「もにまるず 」では以下のような分類で登録されています。

このように、登録しているジャンルで被っていなければ、その言葉を使うことができます。

ただし、あまりにも大きいブランドと同じ名前だと、この登録がされていなくてもNGなケースがありますので、当たり前ですが「トヨタ〇〇」とか「プラダ〇〇」などビッグネームを想起させるネーミングは避けた方が良いでしょう。

まとめ

ここまで、簡単にネーミングの考え方と気をつけることをご紹介しました。ネーミングだけで大ヒットできればいいのですが、そんなわけもなく、当然クリエイター自身の日々の積み重ねで作品が出来上がって広がっていくものです。

「作品」と「ネーミング」がぴったり合うと、より作品が広がっていくものです。

自分でも気に入る、素晴らしいネーミングを考えて、クリエイターとしての新しい一歩を踏み出してください!

商標登録については以下の記事も合わせてご覧ください!

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CREMAGAとは

これからクリエイターになる人のためのWEBマガジン CREMAGA(クリマガ)。日々のスキマ時間にサクッと読める記事を掲載します。 人に聞きにくいすごく初歩的なことから、クリエイターのリアルな気持ちまで。

CREMAGAライター

渡部学/クリエイター
2015年 株式会社ワンダーマーク設立。​2022年現在「もにまるず」「Ambiance Paper」「TRFG」などオリジナルブランドの運営をしながら、グラフィックデザイン・WEBデザイン・Udemy講師などをしています。武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 2010年度卒。
https://www.watabemanabu.com/

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