何か作品を作ったら、イベントに出展してみたいなと思う方も多くいるのではないでしょうか。今回は、どんなイベントがあるのか、どうやって出展するのかについて簡単にご紹介したいと思います!筆者も何度も参加したことがあるイベントです。
代表的なイベントと、イベントごとの傾向
まずは代表的なイベントをご紹介します!
- デザインフェスタ (東京)
- ハンドメイド イン ジャパン フェス (東京)
- ヨコハマハンドメイドマルシェ (神奈川)
- クリエーターズマーケット (名古屋)
他にもコミケやコミティアなどまだまだイベントはありますが、今回はアート・デザイン・ハンドメイドや雑貨などを中心的にご紹介いたします。
1、デザインフェスタ
デザインフェスタは東京ビッグサイトで開催されているアート・デザインのイベントでは国内最大級のイベントです。ブース数は4500ブースで出展者数15000人、来場者は5万人を超えていて年々来場者数も増えています。「デザフェス」と略されて呼ばれることが多いです。
アートイベントという括りですが、出展ジャンルは多様でアート・デザイン・工芸・アクセサリー・ファッションなど、どんなジャンルも集まる大きなイベントです。とにかく何でもアリの自由なイベントです!
2、ハンドメイド イン ジャパン フェス
ハンドメイド作品の販売プラットフォーム「Creema(クリーマ)」主催のイベントで、こちらも東京ビッグサイトで開催されます。出展者約5500人、来場者は5万人を超えるイベントです。筆者もイベントに出展しているので感じるのですが、こちらのイベントも年々来場者数は増えているように感じます。
傾向としては「Creema」が主催しているというだけあり、ハンドメイドのアクセサリーやジュエリー、陶芸作品、木工作品などクラフト系など職人さん的な作品を販売される方が多く、セミプロやプロの方が出展されているブースも目立つので全体的にクオリティが高いイベントです。
3、ヨコハマハンドメイドマルシェ
ヨコハマハンドメイドマルシェはパシフィコヨコハマで開催されるハンドメイドイベントで、出展ブース2870ブース、来場者数22000人のイベントです。
出展者の傾向はハンドメイドインジャパンフェスに似ていて、ハンドメイドのアクセサリーやジュエリー、陶芸作品、木工作品などクラフト系など職人さん的な作品が多いです。いわゆるアート(絵画・彫刻)などはかなり少ない印象です。
来場者はお子様連れの家族でいらっしゃる方や、おじいちゃん・おばあちゃんも一緒にいらっしゃるようなファミリー層が多いと感じます。デザインフェスタとは来場者さんの層がかなり違っていて、これは横浜ならではのお出かけの仕方なのでしょうか。
4、クリエーターズマーケット
名古屋の「ポートメッセ名古屋」で開催される東海地区最大級のイベントです。出展ブースは2000ブース、来場者は20000人以上。筆者が出展している体感としてはもう少し多いような気がしますが、会場がビックサイトよりは少し小さいため、そう感じるだけかもしれません。
出展の傾向としては、アート・デザイン・ハンドメイド・工芸など様々なジャンルが集っており、デザインフェスタの名古屋版と言えるようなイベントだと思います。来場者さんはファミリーもとても多いのですが、デザインフェスタにいらっしゃるような熱烈なクリエイティブ好きが集まっている印象を受けます。
じゃあ、どのイベントに出展すればいいの!?
これが最初はわからないと思います。できれば出展する前にイベントに直接行って雰囲気を確かめてから出展するのがベストです。
だた、それができない場合やなるべく近くに開催されるイベントにすぐに出てみたい!という方に向けて、上記のイベントに合計何十回も出展してきた筆者から少しだけアドバイスを。
とにかくたくさんの人に見てもらいたいならデザインフェスタ!
たくさんの人に見てもらいたいというのであれば、とにかくデザインフェスタです。来場者数、来場者さんの層から考えても、しっかり準備してイベント出展すれば何かしらの反応を得られるでしょう。作家仲間と話していても一番売れるのがデザインフェスタです。(あくまで筆者の周りの方々の感想です。)
ただ、ジャンルごとに分けられてブースが配置されているとはいえ、様々なジャンルが集まるのがデザインフェスタ。ある意味カオスとも言えるようなイベントなので、高級志向の作品には不向きな面もあると感じています。
落ち着いた雰囲気で展示販売したい!
出展者のクオリティが全体的に高いのが「ヨコハマハンドメイドマルシェ」「ハンドメイドインジャパンフェス」です。落ち着いた雰囲気で、周りのクオリティが高いと自分の作品まで綺麗に見えてくるものです。(レベルが高いように見えるように頑張る必要ももちろんあります)
特にアクセサリーやジュエリー、工芸品、繊細な技術を使った作品であれば上記の2つのイベントがオススメです。
兼ね備えているのが名古屋クリエーターズマーケット
筆者はデザインフェスタなど関東のイベントには8年ほど出展しているのですが、名古屋のクリエーターズマーケットに参加しはじめて3年ほどです。
本イベントは、出展者・来場者ともにデザインフェスタに似ているのですが、作品のレベルも全体的に高く、デザインフェスタほどではないですが来場者も多く、良いイベントだなと感じました。出展ジャンルも幅広いので、様々なクリエイターさんに向いている展示です。
まとめ
住んでいる地域によって出展できるイベントは違うと思いますが、とにかくデザインフェスタは最初に出てみるのに一番オススメの展示です。東京が遠い場合は、名古屋クリエーターズマーケットが良いです。
慣れてきたり、会場の雰囲気を重視する作品であれば「ハンドメイドインジャパンフェス」「ハンドメイドマルシェ」に出展してみる、という順番がオススメです。
イベント出展はクリエイターの登竜門的なイベント
筆者もデザインフェスタからはじめて、有名なお店でのお取り扱いが始まりました。実はイベントにはたくさんのバイヤーさんがいらっしゃっているのです。
バイヤーさんに聞いた「バイヤーさんが見ているポイント」はまた別の機会にご紹介できればと思います。
今回のご紹介はあくまで筆者が出展みての感想ということはご了承ください。
それでは、はじめてのイベント出展をしてクリエイター活動の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか!
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